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アドバイス掲載!老健で働く看護師ならではの悩みについて

老健にもよりますが、休日や夜間は当直の医師が不在な施設も多いです。老健は比較的重症患者がいないとはいえ、入居者の容態が急変する場合もあります。

その場合、看護師に対応が任せられます。これは精神的負担が大きく看護師が抱える悩みの1つです。何らかの異変が入居者に起こった場合、本人はきちんと説明できないことが多く、さらには会話すらままならない方もいらっしゃいます。

そのため看護師は、普段から入居者の変化に敏感でなければなりません。また、救急車を呼ぶことまで想定し、家族への連絡、既往歴、付き添うことになった場合、日頃の状態など説明できるようにしておきましょう。

急変時の対応はかなりの負担になるため、不安に思う看護師も多いです。老健の管理者が教育してくれる場合もありますので、相談してみるのも悩み解消の1つです。また、普段から入居者の観察、緊急時を想定したシミュレーションを行うなど、不安を取り除くように工夫してみることも大切です。

他にも、老健は在宅復帰を目的としているため、原則3か月しか入所できません。そのため、入居者の入退所が頻繁になります。そうなると、一人一人の入居者に対して、じっくりと向き合えません。入居者との関わりを重要視している看護師にとっては、せわしなく感じると思います。

一人一人とじっくり向かい合う前に退所になっても、在宅復帰に向け頑張っている入居者に寄り添うことはできます。喜びを共にしながら、在宅復帰に向けたケアをしていきましょう。